マンション内二世帯住宅という暮らし方

 我が家も同じマンション内の親世帯とは別の部屋に世帯を構えているのですが、今回は同じマンション内や近くのマンションに親世帯もしくは子世帯と住む「近居」という暮らし方について紹介させて頂きます。

親世帯が住んでいるマンション内に子世帯が引っ越す

 我が家は両親が新築当時に購入し、私が幼稚園児の頃から住み慣れているマンションに結婚を機に引っ越したので「親世帯が住んでいるマンション内に子世帯が引っ越す」という形なのですが、元々は両親の近くに住みたいという理由ではなく、区立の総合公園に面した住環境と利便性(+築古マンションの価格)で結果的に両親が住むマンション内の別の部屋を購入することになりました。

 実は購入に際しては「(私の実家と)近すぎる」ということで妻の反対もありましたが、「しばらく生活してみて、義理の両親が近くに住むことがストレスになるなら引っ越す」ことを条件に妻を説得して購入に至りました。

 実際に生活してみると、普段はお互いの気配を感じることが無いほどに家は離れているのですが、隙間時間で子供の面倒を見てもらえたり、お祝い事や食事などもお互いの家を使って出来たり、どちらかが長期旅行に出る際にはペットや植木の面倒をみてあげたりと、いわゆる一戸建ての二世帯住宅とは違ったほど良い距離間でお互いの生活をサポートしあえる暮らし方が出来ることに気が付きました。

 子世帯にとっては、私の様に子供の頃から住んでいるマンションであれば地元のコミュニティ(人的資産)がそのまま残っている環境で生活できるのでQOLの向上にもつながります。私の場合は自身が家族を持つ立場で改めて地元を見てみることで新しい発見があったり、子供の頃とは違った関わり方が出来るようになり、地元で暮らし続けることでより豊かな人生となっていると実感してます。

子世帯が親世帯を呼ぶ場合も

 リノベーション工事を行わせて頂いたお客様の中には、子世帯が住むマンションに親世帯が引越しされた事例もありました。その方は子供に呼ばれてというよりも、まだアクティブに動ける内に郊外の持ち家を引き払って引越しをしたいとご自身で決められたのですが、子世帯にも親世帯にも将来的な負担が少なくなる選択だと感心した覚えがあります。

 実際に、私の周りでも地方や郊外に住む親のサポートをどうするのか、というのが最近は話に上がるようになりました。当然、親世帯には親世帯の生活環境というのがありますので、そう簡単に生活の場を変えることは出来ないかと思いますが、核家族が当たり前となった今、子世帯が親世帯を利便性が高い自分たちの生活圏に呼び、お互いが程よい距離間でサポートしあいながら生活するという暮らし方もあるのかと思います。

 スムスビ一級建築士事務所では、水廻り設備の交換の様な小さなリフォーム工事から、間取りの変更を伴う大きなリフォーム工事やリノベーション工事までご相談を承っております。また、リノベーション工事に適した中古マンションをご案内させて頂くところからご相談を承っております。

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