ユニットバスの話

ユニットバスは日本の文化です

 ウォッシュレット(洗浄機能付き便座)もそうですが、ショールームでユニットバスを見るたびに、これは日本独特の文化だな、と感じます。ユニットバスもシステムキッチン同様、集合住宅の発展とともに普及して来た住設機器で、元々は工事の簡便さと防水性能が優れている為に普及して来たのですが、今や断熱性能や保温性能は元より、様々な機能(ミストサウナや打たせ湯、自動床洗浄等)が付けられ、在来工法と言われるタイル張りの浴室は戸建て住宅でも見なくなって来ている程、ユニットバスは普及しております。

リフォーム/リノベーションで使うなら

 ユニットバスは東京オリンピック時にホテル建設用に開発され、集合住宅の普及とともに発展してきたのですが、需要の少ないリフォーム用にはあまり力を入れてこなかった為か、現状ではまだメーカーによって対応力に大きな差を感じます。

 元々入っている大きさと同じ大きさのユニットバスを使うならば問題は無いのですが、一回り大きいものや設置位置を移動させる場合は、リフォーム用で開発されているシリーズを使う方が納めやすいと思います。

 そういった意味では、TOTOのマンションリフォーム用のユニットバスが、選択肢の多さ、現場対応力、施工のし易さの総合力で一つ頭が出ている状態だと感じてます。

浴槽の素材に注目してみる

 お風呂の浴槽も直に肌が触れる部分で、足の裏以外ですと、家の中で一番直接肌が触れる部分になるかも知れません。キッチンの天板同様、浴槽も使う素材の種類が選べます。

 ユニットバスでは一般的で一番数が多いのがFRPというプラスチック製浴槽です。次に多いのが人工大理石製の浴槽になります。色味や形状もありますが、肌触りの良さで人工大理石製の浴槽を選ばれる方も多いです。特に人工大理石に強いトクラスは自社製品ならではの肌触りの良さを最大の特徴に上げております。

 また、タカラスタンダードではホーロー製浴槽が選べます。かつては他メーカーでも在来工法用にホーロー製浴槽のラインナップがありましたが、大手メーカーではタカラスタンダードのみの取り扱いになりました。ホーロー製浴槽も、その肌触りの良さでファンが多い素材です。また、鉄とガラスで出来ており、石油化学製品では無いので、地球環境への負荷が少ない製品となります。

 なお、ホーロー製浴槽は持ち上げるのに何人も人の手が必要な程の重量がありますので、事前に搬入動線を検討頂ければと思います。

システムキッチン同様、様々な仕様があります

 ユニットバスもシステムキッチン同様、様々な仕様が用意されており、ショールームで仕様を決めると1時間半から2時間は時間が掛かります。システムキッチンは女性の方が関心が高いのに対して、ユニットバスは男性の方が関心が高い方が多いのですが、デザインよりもどちらかというと、お風呂洗いのし易さが判断基準になる事が多く、なかなか興味深いです。

 こちらも日進月歩の勢いで商品開発が進んでおり、毎年の様により快適で利便性の良い機能が出ておりますので、まずは最低必要な機能や仕様を考えた上で、色々とご検討頂ければと思います。