リノベーションのスケジュール

設計期間と工事期間

 自宅や購入した中古住宅をフルリノベーションする際はどのぐらいの期間を見込んでおけば良いのでしょうか?

 当然、いきなり工事に入る事は出来ませんので、順序としては、要望をお伺いしてラフプランと概算見積りが出た後、設計期間で2〜3ヶ月、工事期間で2〜3ヶ月と、相談を始めてからおおよそ半年の時間は必要になります。

 壁紙の張替えやユニットバスやキッチンなどの住設機器の交換であれば、住みながらの工事も可能になりますが、床が絡んでくる工事は部屋の中に荷物があると出来ませんので、大規模リフォームやフルリノベーションになると、工事期間中は仮住まいに3~4ヶ月程お引越しして頂いております。

中古住宅の購入から検討されている方は

 中古住宅を購入してリノベーションを考えている方は、仲介の契約前に弊社の様なリノベーションを専業としている会社に相談しておくか、仲介自体もリノベーション会社に依頼する事をおススメします。特に、リノベーションの費用も住宅ローンに組み込みたい方は、住宅ローンの事前審査時に、金融機関からリノベーション分の見積りや図面を求められる事もありますので、 すぐに売り物件が無くなってしまう様な人気のエリアや中古物件がなかなか出てこないエリアで物件購入をお考えの方は、早い段階からリノベーション会社に相談しておいた方が良いでしょう。

 中古物件の購入が決まったら(売買契約を締結したら)住宅ローンの本申込手続きと並行して、設計の打合せとなります。住宅ローンを使われる方でしたら、売買契約から物件の引き渡しまでおおよそ1ヶ月半は時間がかかります(売り主さんの都合で前後する可能性もあります)ので、その間に設計を詰めて、工事内容と金額を確定していきます。購入された物件の引き渡しの1週間前には住宅ローンの契約(金銭消費貸借契約)を結びますので、それまでに工事金額を確定させるのが望ましいです。

 とはいうものの、2週間に1回のペースで設計の打合せを行なっても、1ヶ月半ですと3回程しか打合せの場が持てず、仕様が詰めきれなかったり、検討が充分出来なかったりしますので、細かい部分まで納得が行くまで打合せを行い、検討保留事項を全て無くした状態で工事をスタートされた方が良いでしょう。(その分、引越し時期が伸びてしまいますが、充分な設計期間を取った方が、長い目で見ると絶対にお勧めいたします)

未就学児のお子さんがいる方のスケジュール

 お子さんがいらっしゃる方で、今お住まいのエリア以外に引越しを考えている方は子供の転校や転園が関係してきます。小学校であれば、転校先に入れないという事はまず無いのですが、特に保育園の転園の必要がある方は色々と難しい問題が生じてきます。

 既に空きの枠が充分にある行政区であればなんら問題は無いのですが、待機児童数が多い行政区では、引越ししたものの子供の保育園が見つからず仕事を辞めるか長期の育休期間を取らなくてはならなくなります。

 それでも転園の必要性がある方は、保育園や幼稚園の次年度募集が11月初旬辺りにありますので、遅くとも10月中には新しい家の「売買契約」を締結しておいて下さい。まだ住民票を移していなくても、転居先の売買契約書があれば園の申込みは出来る様です。(念のため、まだ住民票が無い状態で次年度の保育園募集の申込みを行う方法は各行政区の担当部署にお問い合わせをお願いします)

 これにより、上記に該当する方で新年度から転園転校されたい方は夏休み明けから本格的に物件を探されて、遅くとも9月には物件を決め、そこから設計を行い年内に着工〜3月末に竣工・引渡しというのが最短でのスケジュールになると思います。

 中古住宅を買ってリノベーションを考えているという方は、是非参考にして頂ければ幸いです。